<< 猫の不妊手術について考える | main | 診察時間変更のお知らせ >>

猫の去勢手術を考える

シリーズ4回目 猫の去勢手術について…
  目的
・望まれない妊娠を防ぐこと
・発情が来ないようにすること
 (猫の場合は雌の発情に反応して雄が発情します)
・性ホルモンに関連する問題行動の抑制
 (縄張り意識やスプレー行動、脱走癖、ケンカなど)
・病気の予防
 (猫の精巣の病気は少ないが、ケンカや交尾で猫エイズなどの危険が増える)

デメリット
・子供を産ませられなくなる
・太りやすくなる傾向がある(筋肉も発達しない)
・麻酔をかける必要がある
・術後の管理が必要(なめさせない、汚さない)
・費用がかかる

去勢手術は「必ずしなければいけない」というわけではありません。
上にあげたメリットとデメリットをよく考えて、
ご家族でよく話し合って決めていただくようにしています。

現在、室内飼いの雄猫のほとんどが去勢手術を受けています。
発情が来る前に手術をすることをお勧めいたします(だいたい6〜8カ月頃)。

○手術時の流れ
前日〜食事とお水を制限します
当日〜午前中に来院、お預かりします
   術前の身体検査・血液検査を実施します
   お昼に手術を実施します
   手術時間は15分程度です
   術後の麻酔からの回復を確認し、夕方以降に退院

ご自宅にて〜抗生物質の投与、数日は安静・様子観察
通常の去勢手術の場合、抜糸はありません。

停留睾丸(潜在精巣、陰睾ともいう)の場合…
(正常では陰のうに降りてくるはずの睾丸が、お腹の中などにとどまってしまうこと)
停留睾丸には繁殖能力はありませんが、男性ホルモンを分泌します。
そのため、スプレー行動などをするようになります。
停留睾丸を摘出する場合には開腹手術が必要になることも多く、
不妊手術と同じような手順が必要になります。
猫の停留睾丸では、精巣が腫瘍化する可能性は低いといわれています。
(犬の停留睾丸では高確率に腫瘍が発生します)

さいたま市では飼い主のいない猫の不妊手術・去勢手術に補助金を交付しています。
飼い主のいない猫の不妊・去勢手術をご希望の方は事前にご相談ください。
さいたま市WEBサイトはこちら

大切な猫ちゃんのために、ご家族でよく話し合って頂きたいと思います。

at 16:27, LinVet, 猫の病気解説

-, -, - -